当店のオーダー枕は、お客様毎にパーツを裁断する工程から始まります。
【仰向け寝用 首サポート(首くり)タイプの一例】
『完全オーダー』と言い切れる枕です。
当店のオーダー枕製作は、あなた仕様に生地のパーツを裁断・縫製。
お客様によってパーツの形や縫製の仕方も微妙に変わってきます。
後頭部の形、首の長さや反り、寝姿勢、体格などは人それぞれ…。
使う人の睡眠スタイルや頭部の特徴などを考慮すると、枕の形、高さ、詰め物の充填量が違うのは 当たり前です。
また、お宅でお使いの敷き寝具の素材や硬さ(身体の沈み具合)によっても必要な枕の高さは変わってきますので、睡眠環境・寝具環境をお伺いした上でご提案・アドバイスをさせて頂いています。
※中材を詰める側生地から個々に合わせたオーダー枕ですので、注文後に少々お時間をいただいています。
お客様によってパーツの形や縫製の仕方も微妙に変わってきます。
後頭部の形、首の長さや反り、寝姿勢、体格などは人それぞれ…。
使う人の睡眠スタイルや頭部の特徴などを考慮すると、枕の形、高さ、詰め物の充填量が違うのは 当たり前です。
また、お宅でお使いの敷き寝具の素材や硬さ(身体の沈み具合)によっても必要な枕の高さは変わってきますので、睡眠環境・寝具環境をお伺いした上でご提案・アドバイスをさせて頂いています。
※中材を詰める側生地から個々に合わせたオーダー枕ですので、注文後に少々お時間をいただいています。
一般的には個々の体型や寝方に関係なく、マチの高さや形状(分割の部屋割り)が決まった基本の側生地(加工場での一括縫製)は共通で、それにコンピューターや専用の道具を使っての計測で割り出した充填量の中材を詰めたものを『オーダー枕』と言います。
当店では睡眠環境や睡眠の悩みをお伺いしながら、出来る限り問題点を改善できる形状の枕作りを心掛け、いくつかのポイントを重視しながら店長が生地の裁断・縫製から中材の充填まで1つ1つ丁寧に仕上げています。
当店では睡眠環境や睡眠の悩みをお伺いしながら、出来る限り問題点を改善できる形状の枕作りを心掛け、いくつかのポイントを重視しながら店長が生地の裁断・縫製から中材の充填まで1つ1つ丁寧に仕上げています。
ここまで拘るポイント!
日常的に多い寝姿勢に合わせ
分割する形状を変更
身体に負担を掛けにくい理想の寝姿勢は、自然に直立した状態のまま横になった仰向け寝と言われていますが、横向き寝の方も多く、その中でも右向き寝・左向き寝…と身体のおさまりが良く寝やすい向きがあると思います。ほとんど仰向け寝の方と常に横向き寝…という方が同じ枕では不都合が生じるので、当店では寝方(寝姿勢)に合わせて枕の内部を仕切る形状を変えてお作りしています。
例)仰向け寝:後頭部と首を安定して支える形状
横向き寝:肩幅を考慮し枕のサイドを高めにする形状
【寝姿勢別 縫製の一例】
仰向け寝が多い方
横向き寝が多い方
仰向け寝&横向き寝
寝姿勢が不安定な方
枕の高さは『マチ布』のサイズで調整
カバンや袋の厚み(奥行)を『マチ』と言いますが、ここで言う枕の『マチ』は枕の内部を分割する際に隣の部屋との壁になる部分で、そのマチ布の巾によって枕の高さを変えることが出来ます。1つの枕の中でも、使う人の後頭部の出っ張りや首の反り、寝方に合わせて部分毎にマチの巾(高さ)を変えるなど、使う人になるべくフィットするフォルムに近付けるように細工します。
例えば体格が良い筋肉質で肩幅が広い男性の場合は全体的に高さを出す必要があり、当店ではマチ巾を広くして、枕内部を分割した各部屋の容積が広くなるように仕上げます。
一般的なオーダー枕に使うことが多い、(加工場で一括縫製された)全タイプ共通仕様の側生地の場合には、高さを出す為に分割のどの部屋にも中材を目いっぱい詰める方法しかなく、必然的に枕がパンパンで硬くなってしまい、素材の風合いを損ねると同時に頭や首の落ち着きが悪く安定した快眠が得られません。
また、せっかく調整できるタイプの仕様でも、容積を超えた中材を詰めることは出来ず、それ以上の高さを出す調整は出来ないので、使う人に合わせたオーダー枕なら、側生地の仕様縫製からこだわる必要があると考えます。
分かりにくいですが、写真は枕の側生地の縫製過程です。
白く細長い布がマチ部分で、この布の巾を変えることで枕の高さ(厚み)が違ってきます。
頭の形などによって部分ごとにマチの高さを変えたり、枕は使っていない…枕の代わりにバスタオルを使っていた…という方など薄い枕を作らせて頂く場合には、マチ布を入れないこともあります。
白く細長い布がマチ部分で、この布の巾を変えることで枕の高さ(厚み)が違ってきます。
頭の形などによって部分ごとにマチの高さを変えたり、枕は使っていない…枕の代わりにバスタオルを使っていた…という方など薄い枕を作らせて頂く場合には、マチ布を入れないこともあります。
枕の首側のラインで安心感も…
特に女性に多いケースですが、枕が肩に当たった状態…枕に少し乗り上げるくらいの位置で寝ると安心する…というご要望は少なくありません。寝方や首の長さなどにより、枕の手前(首側)の刳り(くり)の深さも自由にお作りします。
例)なで肩の方のご要望で、刳り(くり)を深めに…
首側がフラットなタイプ
首くりタイプ
首の長さとご要望により
刳りのカーブを考慮
首の長さとご要望により
刳りのカーブを考慮
一般的なオーダー枕で起こりやすい問題
購入店設置の敷き寝具で合わせた枕で大丈夫?
「コンピューターで計測してもらった自分仕様の枕なのに、違和感があって寝にくい」…と当店に持ち込まれるケースがあります。店頭で枕を合わせた時の敷き寝具と、自宅でお使いの敷き寝具が違うのは当たり前ですが、自宅と同じ条件(敷き寝具)で枕を試せるとは限りません。
敷き寝具の素材や硬さの違いで身体の沈み具合が変わってくるので、店頭ではピッタリ…と思っていた枕を自宅のベッドや敷き寝具で使うと違和感があるのも納得です。
体型や首・頭の形状などにより枕の選び方は違いますが、単純に敷き寝具が柔らかく身体の沈みが大きい場合は低めの枕…、敷き寝具が硬めで身体の沈みが少ない場合は高めの枕が必要となってきます。
オーダー枕に限らず、理想の寝姿勢を保持し快適な睡眠をサポートするためにも、自分がどんな敷き寝具を使っているのかを確認した上で、寝姿勢や体型と共に寝具環境に合った枕を選ぶことが大切です。
(当店で敷き寝具やベッドマットを購入された場合はもちろん、以前に当店の敷き寝具を購入して下さっているお客様に関しては、同じ敷き寝具で枕を試して頂けます。
それ以外のお客様に関しても、ご自宅の敷き寝具の素材や硬さをお伺いしながら、なるべく近い環境を設定して試して頂いています。)
調整の度に違和感があるのはなぜ?
他店舗や枕専門店で「オーダー枕」をつくられた方が販売店に調整に行くと、なぜ合わないのか?どこに問題があるのか?…お使いの敷き寝具などの詳細なカウンセリングもそこそこに、中材を追加してくれるケースが多いようです。単純に考えて同じ容量の袋にザックリ8分目の詰め物を入れたものと、一杯に詰め込んだものを比べたらどうでしょう。
中材を一杯に詰め込むことで若干の高さ調整は出来るものの、硬くなり詰め物本来の風合いを損なう上に後頭部や首のあたり具合(圧迫)が購入時に測定した設定と変わってしまうと同時に、改善にはつながらないケースが多く、何度も購入店に持ち込む面倒さや調整しても改善がない諦めなどから、当店に「何とかならない?」と持ち込まれるようです。
当店のオーダー枕製作工程の流れ
後頭部の形や凹凸、首の長さを測定
それを元に枕の仕様を決定。
それを元に枕の仕様を決定。
●枕本体となる生地
●マチ部分になる帯状の布
●分割部それぞれの中材調整口用の布
●分割部調整口のファスナー
●マチ部分になる帯状の布
●分割部それぞれの中材調整口用の布
●分割部調整口のファスナー
本体生地に中材調整口となる布を縫い付ける。
パーツは全てロックミシンで事前に処理。
他も糸と中材が絡まないようにその都度処理。
両面に中材調整口用の生地、縫い付け完了
取り付け位置に添ってマチ布を縫い付ける。
枕の内側で隣の部屋との壁になるマチ布。
この布の巾によって枕の高さが変わってくる。
この布の巾によって枕の高さが変わってくる。
調整口布とマチ布の縫い付け完成。
調整口部分にファスナーを縫い付ける作業。
本体2枚を中表にしてファスナー縫い付け。
ネームを挟み込んでファスナー部以外の本体をグルッと縫う。
調整口の布も筒状に縫い合わせ。
それぞれ外側になっているマチ布の縫い合わせ。
この作業が写真では説明できない至難の業。
この作業が写真では説明できない至難の業。
調整時に筒状部分を伸ばすと増減が簡単。
クルクル巻いてファスナーの中に収納。
クルクル巻いてファスナーの中に収納。
側生地縫製、完成!
詰め物がラテックスの場合
一例)首サポートタイプ(首くり)完成