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赤ちゃんの夜泣きと睡眠環境(寝具)の関係

『夜泣き』の原因ってなに?

個人差はありますが、生後6ヶ月前後から1歳半頃に多くみられる『夜泣き』
【お腹が空いている】【オムツが汚れている】【発熱などの疾病】…のように原因がわかり、状況を改善してあげれば治まる日常的な乳幼児のグズグズは一般的ですが、基本的な問題を確認してクリアした上で更に続く夜中の長時間グズグズでお悩みの方は多いと思います。
夜泣きは成長の過程…とも言われ原因はハッキリしませんが、幾つかの理由が考えられています。
【未発達な睡眠リズム】
赤ちゃんの睡眠も大人と同じように浅いレム睡眠と深いノンレム睡眠を繰り返しますが、大人に比べリズムが不安定で全体的に眠りは浅く、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルも短いと言われています。
大人は90~100分サイクルですが、生後3カ月の赤ちゃんはおよそ50~60分サイクルで、まだまだ発達段階のため、ちょっとした拍子に目が覚めやすくなっています。

【日中の刺激】
人の脳中では寝ている間に、今日あった事、学習した事、スポーツなど身に付けた事…などの記憶を必要な時にスムーズに出せるよう整理して定着させる働きが行われています。
赤ちゃんも成長に伴い記憶を整理する過程で、日中の遊びや刺激が多すぎたり強すぎたりすると脳が処理しきれない場合があり、脳が活性化して夜中に目が覚めてしまい夜泣きに繋がることもあると言われています。
また脳に記憶を整理・定着させる過程で、怖い夢を見るなど夜泣きに繋がることがあるとも考えられています。

【寝室や寝床内の環境】
寝室の温度や湿度、明るさ、音なども睡眠に大きく影響を与えることがあります。
また、1日の多くを布団の中で過ごし、言葉で不快感を訴えたり、自由に身体を動かすことが出来ない乳幼児にとっては、蒸れによる暑さや寒さなどの影響を受けやすい寝具環境も重要となってきます。

乳幼児の睡眠が特に大切な理由

睡眠は心身の休息とメンテナンスのための大切な時間。
睡眠中でも脳は働いています。

【成長ホルモンの分泌と細胞の再生】
睡眠中には多数のホルモンが分泌されていて、細胞の新陳代謝を促しています。
『子供の発育』『ケガの治癒促進』『お肌の状態の回復』などがわかりやすい例です。

【記憶の整理・定着】
起きている間に得た情報を復習し記憶させると同時に、バラバラに入ってきた情報をまとめ整理してくれます。
せっかく頑張った勉強・スポーツ・仕事なども、しっかり寝ないと記憶に残らず身に付きません。

【疲労回復・免疫力アップ】
睡眠中に生産される体内の潤滑油でもある酵素により、翌日の活動が円滑になります。
また身体を休めることで免疫力がアップし自己治癒力を促すので、病気の予防にも繋がります。

【老廃物の排除】
睡眠には脳に溜った老廃物(タンパク質)を脳髄液の循環によって強力に取り除く効果があると言われています。
寝ている間にだけ『脳の掃除』は行われます。

『寝る子は育つ』…の意味は深い

生まれてきた瞬間から、目や耳、皮膚や動きなど多方面からの刺激や情報が溢れています。外界から新しい情報が入ってこない眠っている時間に、脳は成長・進化するための大切な仕事に集中しています。
もちろん大人も同じですが、特に生後1年間は、長い人生の中で最も劇的な進化を遂げる時期…と言われていて、この時期の『睡眠の質』によって赤ちゃんの脳や身体の様々な成長に大きく影響が出てきます。
大切な時期に快適な睡眠環境を整えサポートしてあげることで、ストレスが少なく質の高い継続した睡眠が取れれば、睡眠中に分泌されるホルモンや脳のメカニズムの恩恵を無駄なく漏れなく受けることができ、身体的な成長だけでなく頭脳面、情緒面、健康面も含めてバランスの良い成長が期待・実現できるということで、睡眠中に分泌される成長ホルモンやメラトニンが、こどもの成長に不可欠な役割を果たしていることは科学的にも裏付けられていて、『寝る子は育つ』は単なる迷信ではないということです。

『夜泣き』を軽減・改善の糸口は『睡眠環境』にあるかも…

思い当たる理由もなく夜中に泣き続ける『夜泣き』…親も泣きたくなりますよね。
疲れと眠さと苛立ちで子供をトントンする力加減は強くなり、無意識に揺らし方は早くなる…余裕のない親のイライラが子供に連鎖して、増々泣き方が激しくなるように感じる『負のスパイラル』に陥ります。
 

約7割のパパやママが経験している夜泣きは、長い育児期間の内、終わりがある短い時期であり、成長の一環…と乗り越えなくてはいけないプロセスなのかもしれませんが、当店では赤ちゃん本人はもちろん、連日のように寝不足が続き疲労が蓄積する両親のストレスや身体への負担が日常的な育児や家事、翌日の仕事や運転に支障をきたす可能性も秘めた大きな事案だと考えます。
先に夜泣きに繋がると考えられる幾つかの要因を書き上げましたが、空腹、オムツの不快などの基本的なこと以外【睡眠の未熟さ】【日中の刺激】【寝室や寝床内環境】のいずれも睡眠環境や睡眠のメカニズム、寝具など、布団屋にもお手伝いできることが関係していることが分かります。

夜泣きや日中のグズグズ…
寝具(素材)との関係には密接な関係があります。

ご注文の約半分は既製品のベビー布団からの買い替え…という現実!

当店が全国からベビー布団のご注文をいただく内の約半数は、出産準備ではなく既に育児を始められている方からの買い替え…というのが現状です。サイズが小さくなったからの買い替えではなく、出産に備えて量販店などで購入されたセット布団では子供が落ち着いて寝てくれない…という生後数か月から1歳前後のタイミングでの買い替えケースがほとんどです。

今現在、東北から沖縄まで40に近い県からご注文を頂く中、「田舎の小さな布団屋になぜ?」「布団を購入する選択肢はいくらでもあるのでは?」と考えた時、全国に子供さんのグズグズや夜泣きで悩んでいる方の多さを実感するのはもちろん、ほとんどの方から、色々試した挙句、最終的の育児ブログや同じ悩みを乗り越えてきたママ達のクチコミなどを元に、当店の手作りベビー布団=天然素材に辿り着き、思い切って相談した…という同じような苦労の道のりを伺います。

当店が間違いないと考える法則

赤ちゃんが快適に過ごせる環境(寝床)=心身共に健やかな成長=育児負担が多いママやサポーターの気持ちと時間のゆとり
当店のベビー布団を選んで下さったお客様に願いをこめて提案、お伝えしていることです。
初めての育児に悪戦苦闘する新米ママにも、第2子・第3子となるベテランママにも、少しでも多く『身体を休められる時間と気持ちのゆとりを持ってもらいたい…と願っています。

時代と共にベビー布団、買い替えのタイミングに変化が…

当店をオープンする以前、勤めていた時期も含め、寝具の仕事に携わって40年程・・・
今ほど既製品の選択肢が豊富ではなかったとは言え、量販店などでは可愛いベビー布団セットは売られていましたが、当時はまだ家庭で綿わた布団を使われている割合も多く馴染みがあったり、親御さんの薦めもあったり…で、昔ながらの綿わたでベビー布団を作られる方は多かったものです。
時代と共に布団を作る職人も減り、綿わた世代の親御さんも少なくなると、綿わたは古臭い…というイメージと共に、可愛くて手軽に洗え、価格も手頃なポリエステル系のセット布団が一般的で主流となってきました。
そんな世の中や市場、情報の変化と共に、「市販のポリエステル系ベビー布団を購入して失敗した…」「子供が寝てくれないから困っている…」という相談が年々増加傾向にあります。

量販店、ネットなどで流通する寝具に関して気になること

パパやママが喜び買いたくなる見た目

ベビー専門店や量販店などで販売されているベビー布団は、赤ちゃんの寝心地の快適さより可愛さなどの見た目・ファッション性重視で、素材や仕様、耐久性などより大人の目を引くことを目的に作られているものが多いと感じます。
寝具で子供の睡眠が違う、寝てくれないと自分達がどれだけ大変か…という経験がなく、知識や情報も持っていない段階なら尚更、『生まれてくる赤ちゃんをこの布団に寝かせたら可愛いだろう…
』というイメージは広がるばかり、買う側の自己満足を満たしてくれるのは当然です。

便利さやメンテナンスの手軽さ、低価格

汚れても手軽に洗える素材、軽量でコンパクト、求めやすい価格に加え、中身はポリエステルでも表生地が「オーガニックコットン」とか「日本製」というワードを表記するなど、消費者である若い世代のパパやママにも購入しやすく、購入後の手間や不安を感じさせないことを重視されているように思います。

クレームを避ける素材や仕様

敷き布団のヘタリや、うつ伏せ寝での事故を考慮し、クレームの可能性が少ない素材や仕様にするなど、赤ちゃんにとっては過酷な暑くて硬い過酷な環境のものも少なくないと感じます。
生まれるまでママのお腹のウォーターベッドに身体を丸めて寝ていたのに、お腹から出てきた途端、自由に動くことも出来ないのに、ポリエステルわたを圧縮したような硬い布団に寝させるのは余りにも可哀想です。

寝具の素材や睡眠の質の大切さを実証するエピソード

●実家に帰省したら子供が良く寝てくれるの何で?
量販店で自分達で購入したセットのベビー布団を使っているパパとママ。
「普段用は若い者が用意しているから…」とおじいちゃんとおばあちゃんからの注文で帰省時用として綿わたベビー布団を作らせて頂きました。
布団を納めて日にちが経たないうちに、「もう1組作ってもらえますか。」と追加の注文が…。
何か問題か不具合でもあったのか不安に思いながら事情を聞くと・・・
「帰ってきた娘が、何でここの布団で寝たら○○ちゃんがよく寝るの?」と不思議がるから、綿わた布団の良さを説明してやったら「頂戴…」と持って帰ってしまって…と嬉しいお話をしてくれました。
日常的に子供さんが寝なくて困っていたようで、喜んで使って頂いていますが、同じようなエピソード、結構な件数あるんですよ。

●寝る時間も寝つきも早くなって…。
天然素材の布団はもちろん、敷きパッドやキルトケットも天然素材にしたら、気持ち良さが分かるのか風呂上がりには自分から布団にハイハイしてゴロンとするようになり、キルトケットを触りながら勝手に寝付いてくれる日もあるとか。
寝かし付け担当のパパも一緒に寝てくれるので、ダラダラと片付かなかった夜の家事が早く済むし、生活リズムまで改善されて一石二鳥…と喜ばれました。
特に先入観のない子供は、本能的に素材や環境の気持ち良さが分かるようです。

●家ではこんなに大人しく寝ないからビックリ!
ご来店時の車中で熟睡してしまった4歳くらいの男の子を抱いて入店されたご家族に、サンプルベッドに寝かせてあげることを薦めました。
あれこれと寝具の相談や提案をしている間、抜群の体圧分散が自慢のラテックス(天然ゴム)マットの上で、2時間近く、寝返りすることもなくスヤスヤと寝ている様子を見て、ご両親やおじいちゃん、おばあちゃんが揃ってビックリ。
家では寝相が悪く頻繁に動きまわって落ち着いて寝ることがないそうです。
体圧分散マットにキャメルパッド、4重織りガーゼシーツ…という理想的な環境は、幼児にも効果大でした。

●保育士さんが感じる子供の睡眠と寝具
当店のお客様の中には保育士さんが数人居られますが、ご来店時に興味深い話を聞きました。
それも園はもちろん、お知り合いでもない他の保育士さんが同じような話を聞かせてくれました。
「昼寝に綿わたの布団を持って来ているいる子供は寝つきも早く熟睡できていて、限られた昼寝時間を有効に使えていることと、園での生活にも落ち着きがあり、情緒面も安定している子供が多いと感じている。自宅でも親御さんが寝具に気を遣っていて日常的にきちんと質の高い睡眠がとれていると考えられるから、私も孫の布団は絶対に綿わたが良いかな…と思って」…と。
昼寝がある保育園の保育士さんならではの目線で感じられたことは、当店の思いと重なっていて安心しました。

『夜泣き』軽減に日常生活できをつけたいこと

【室内の温度や湿度を調整】
理想的な室内の環境の目安
温度:春・夏は26~28℃、秋・冬は20~23℃
湿度:50~60%

【昼夜の生活リズムを整える】
朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びさせ、夜は部屋を暗くするなど、昼夜のメリハリをつけると同時に、授乳や食事、お風呂をなるべく決まった時間にし、生活のリズムを整える。

【寝る前のルーティーン】
寝る前に絵本を読み聞かせたり子守唄を歌うなど、赤ちゃんに寝る時間を認識させる。
グッズやスマホのアプリなど収録された胎内音を聞かせるのも効果的です。


上記のように生活の中で有効とされることを実行するのはおすすめですが、どんなことをしても泣き止まない日もあるなど、『夜泣きは赤ちゃんの成長の一環』と捉え見守る余裕も大切です。
ただ、育児の負担が大きいママやサポートするパパがストレスを溜めこまないことも大切です。
大人も同じですが、特に日々の進化が激しい赤ちゃんにとって『睡眠』が心と身体に与える影響は大きいことは言うまでもありません。
『夜泣き』の間だけ我慢すればいい…という問題でもないので、日々、子供さんが快適な睡眠で健やかに成長されるためにも、寝具や睡眠環境が気になる方はお気軽にご相談下さい。


 


 


 


 


 
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